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ミームコインとは?投資家を熱狂させる理由と注意すべきことを解説

新しい通貨として注目を集める暗号通貨。仮想通貨とも呼ばれます。代表格であるビットコインの名前は、暗号通貨に詳しくなくても聞いたことがあるかもしれません。

暗号通貨は、一定の知識さえあれば誰にでも作ることができます。それゆえ、今現在どれだけの暗号通貨があるのか、正確な数を知る人はいません。

本記事では、ビットコインやイーサリアムといったメジャーな暗号通貨ではなく、熱狂的なファンに支えられる「ミームコイン」について解説します。

ミームコインとは

まずは、ミームコインとはなにか解説します。

ネット上のネタから生まれた暗号通貨

ミームコインは「インターネット・ミーム」、つまりインターネット上のネタをベースに誕生したコインを指します。あくまでネタのような暗号通貨ですので、それ自体が際立った特徴をもっていることはまれです。

それでも、暗号通貨市場に投資資金が流れ込む昨今の環境に加え、掘り出し物を探そうとする投資家心理、そこにミームならではの「ノリ」などが重なることにより、思いもよらない高騰を見せることがあります。

ミームコインに明確な定義はありませんが、「ドージコイン」や「シバイヌコイン」はミームコインの代表格として知られます。

草コインとの違い

ミームコインに似たものとして、「草コイン」と呼ばれる暗号通貨があります。英語では「shitcoin」で、こちらは「価値を見いだせないコイン」との意味合いがあります。

草コインについても、どの暗号通貨がそれにあたるのかの定義はありません。日本の暗号通貨取引所で取り扱いがあり、目的のしっかりしている暗号通貨を草コインと呼ぶケースもありますが、語源が「shitcoin」であることを鑑みるとやや違和感もあります。

一攫千金が期待できるが注意も必要

ミームコインや草コインは、その初期において低価格で購入できる特徴があります。うまくいけば何十倍、ときには何万倍にも価値が跳ね上がることもあり、それに期待して投資する人もいます。

一方で、世の中の関心が高まらないまま価値が消滅するものも少なくはありません。人気ドラマ「イカゲーム」に便乗した「イカゲームコイン」など、詐欺と思しき資金集めに利用されたケースもありますので十分な注意が必要です。

日本の投資家にとってハードルが高いのもミームコインの難点です。ミームコインの代表格であるドージコインですら、執筆時点(2022年4月)では日本の暗号通貨取引所では取り扱いがありません。金融庁は暗号取引に関して、日本国内で登録がある暗号通貨取引所を使うよう呼びかけています。

代表的なミームコイン

ここからは、海外と日本の代表的なミームコインを紹介します。

日本の柴犬がモデルのドージコイン

ミームコインについて語るとき、まず名前が上がるのがドージコインです。柴犬の写真を使ったインターネット・ミーム「Doge(ドージ)」が元になっており、2013年12月にアメリカのエンジニア「ビリー・マーカス」氏によって開発されました。

余談ですが、Dogeのモデルとなっているのは日本で保育士をしている女性が飼っている柴犬「かぼす」です。保護犬だったかぼすを引き取った経緯から、この女性はドージコインで支援を受け付け保護団体に寄付をする活動を行っています。

イーロン・マスク氏が注目し急騰

ドージコインはたびたび、インターネット上で突発的に発生するムーブメントのように急騰することがあり、投資家の目を引いてきました。とはいえあくまでミームですから、高値が定着することもなくすぐに戻っていました。

誕生から長い期間を、1ドージコインあたり0.5円以下で過ごしてきたドージコイン。その流れが変わったのは2021年に入ってからです。海外のネット掲示板で話題になったこと、および世界的大富豪「イーロン・マスク」氏がドージコインに言及したことで、一時は75円近くまで値上がりしました。

その後は暗号通貨市場全体の下落トレンドとともにブームは落ち着くものの、執筆時点でも10円代後半を維持し、一皮むけた存在へと成長した感があります。

2ちゃんねる発のモナコイン

「ひろゆき」氏が創設した巨大掲示板「2ちゃんねる」から誕生したのがモナコインです。その由来は、2ちゃんねる上でよく使われていたアスキーアート(文字や記号のみで表現されたイラスト)のキャラクター「モナー」で、コインのロゴにもなっています。

正式リリースは2014年。強固なコミュニティに支えられており、一部ネットショッピングの決済手段として導入されたり、モナコインで購入した土地に「モナコイン神社」が設立されるなどしました。

2017年12月には、暗号通貨ブームに乗って1,800円台に達しましたが、それ以降は100円台で推移することがほとんどです。日本発のミームコインということもありドージコインほどの爆発力はありませんが、何をきっかけに急騰するのか分からないのがミームコインの魅力なだけに、今後も日本の投資家の注目を集め続けることでしょう。

終わりに

ネット上のネタから派生したミームコインは、ふとしたきっかけで価格が乱高下します。ただでさえ安定した投資は難しいと言われる暗号通貨市場の中でも、かなりギャンブル性の高い暗号通貨です。

主要な投資先とすることはおすすめできませんが、十分なリスク管理をしつつ少量を購入してみるのも面白いかもしれません。

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