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イーサリアムとは?その誕生の歴史やビットコインとの違いを、わかりやすく解説

新しい通貨として注目を集める暗号通貨。仮想通貨とも呼ばれます。暗号通貨と言えばビットコインというイメージが強いかもしれませんが、それ以外の暗号通貨も利用が着実に広がっています。

その代表格とされるのがイーサリアムです。ビットコインに次ぐ第2位の時価総額を誇るイーサリアムとはどんな暗号通貨なのか、その歴史と特徴を解説します。

イーサリアムの歴史

まずは、イーサリアム誕生の歴史を振り返りましょう。

生みの親は当時大学生

イーサリアムは2013年、当時大学生だった「ヴィタリック・ブテリン」氏によって考案されました。2014年には、開発資金を調達するためイーサリアム内の通貨「イーサ」を販売するセールが行われ、多額のビットコインを集めました。その後は、イーサリアム財団が開発の中心を担います。

ブテリン氏は現在、約33.3万イーサを保有しているとされます。これを執筆時点(2022年4月)のレートで計算すると、1400億円を超える金額に相当します。ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」の5.6兆円には及ばないものの、想像を絶する成功を収めたと言っても過言ではないでしょう。

プラットフォームとして成長

イーサリアムはブロックチェーン上に構成されている点でビットコインと共通するものの、暗号通貨システムの運用に特化したビットコインとは違い、さまざまなプログラムを動かすプラットフォームとして構築されたのがイーサリアムの特徴です。

暗号通貨というと、まだどこか信用できない印象が世間的にはあるように思います。とはいえ、イーサリアムを活用することで社会をより豊かにすることを目指す団体「EEA(Enterprise Ethereum Alliance)」には、マイクロソフトやJPモルガンなどの有名企業も参加し、その可能性に着目しています。

後ほど詳しく解説しますが、「NFT」や「Defi」といった新しいサービスの基盤として存在感を高めたイーサリアムは、ビットコイン一強だった暗号通貨の世界に変化をもたらしました。2022年4月時点でビットコインの半分程度まで時価総額を増やしており、いずれ逆転すると主張する専門家もいます。

イーサリアムの特徴

プラットフォームとして成長したイーサリアムには、ビットコインなど他の暗号通貨にない特徴があります。

新しいサービスの基盤に

プラットフォームとしてのイーサリアムは、まったく新しいサービスを次々に生み出してきました。その代表例とも言えるのが、先ほども触れたNFTとDefiです。

NFTは「non-fungible token」の略であり、日本語に訳すと「非代替性トークン」です。改ざんが困難なブロックチェーンの仕組みを使うことで、デジタル上で「代えの効かない唯一の物ですよ」と証明できるとされています。アートや写真、ゲームアイテムなど、デジタル分野で活用が進みます。

Defiは「Decentralized Finance」の略であり、日本語では「分散(型)金融」と訳されることが多い言葉です。取引がすべて記録されるブロックチェーンの仕組みを活かし、これまでより自由度の高い金融サービスを提供します。

アップデートで省コスト化を図る

通貨がアップデートと言われてもピンとこないかもしれませんが、さまざまな問題を解決したり、より便利に使えるようにしたりするため、暗号通貨ではアップデートが行われることがあります。

イーサリアムでは、段階的なアップデートをもって新たな取引承認プロセスの「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」への移行を目指しています。プルーフ・オブ・ステークに移行することで、ビットコインも採用する「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」と比較し電力消費を大幅に抑えられると期待されています。

「イーサリアム2.0」とも呼ばれるこのアップデートは当初の計画からは遅れているものの、2022年の中頃までにプルーフ・オブ・ステークへの移行が完了する見通しとなっています。

新しい暗号通貨を発行できる

イーサリアム上で使用される暗号通貨はイーサですが、「ERC-20」という規格を守ることで、誰でも新しい暗号通貨(トークンとも呼ばれます)を発行できます。

共通の規格を定めることで、暗号通貨取引所やウォレット対応が容易になり、発行者はサービスをスムーズに展開できるようになりました。

新たなプロジェクトを始める際の資金調達や投票券の付与などに利用され、ドルと連動する特徴がある「テザー」、大手暗号通貨取引所の発行する「バイナンスコイン」などもERC-20で作られています。

終わりに

暗号通貨のみならず、新しいインターネットサービスのプラットフォームとして高い注目を集めるイーサリアム。

取引コストの高騰問題を乗り越え、幅広く利用される存在へと成長できるのか、その真価が問われます。

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