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イーロン・マスク氏も注目するドージコイン。日本にも縁のある暗号通貨の特徴や価格推移を解説

他の投資商品と比べてもダイナミックな値動きを特徴とする暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)。その特徴ゆえに多くの投資家を引き付けますが、危険だとか価値がないだとかと評する専門家も少なくはありません。

そんな暗号通貨の中でも、ひときわ特徴的な値動きをするのが「ミームコイン」と言われる暗号通貨です。今回紹介するのは、ミームコインの代表格として知られるドージコインです。

本記事では、実は日本にも縁があるドージコイン(DOGE)の特徴や注目を集めた理由、価格推移を解説します。

注目を集めるミームコイン

まずは、ミームコインとはなにかというところから解説します。ミームコインは「インターネット・ミーム」、つまりインターネット上のネタをベースに誕生した暗号通貨の総称です。ホワイトペーパーを策定して明確なビジョンを掲げて誕生する暗号通貨とは異なり、それ自体が際立った特徴をもっていることはまれです。

それでもミームコインが注目を集めるのは、多くが低価格で購入できることに加え、ミームならではの「ノリ」によって予想外の高騰をみせることがあり、一攫千金を狙う投資家が集まりやすいことも一因でしょう。ドージコインが急騰した際には、同じく犬をモチーフにする柴犬コインもつられて上昇するという現象が発生しました。

ドージコインの特徴

ここからは、ドージコインの特徴を解説します。

モデルは日本に実在する柴犬

ドージコインは、2013年12月にアメリカのエンジニアのビリー・マーカス氏によって生成されました。暗号通貨の中では歴史ある存在と言えます。柴犬のシンボルが特徴的ですが、これはインターネット・ミーム「Doge(ドージ)」が元になっています。

そのドージのモデルとなっているのが、日本で保育士をしている女性が飼っている柴犬「かぼす」です。なぜかぼすがドージになったのかは不明です。かぼすがもともと保護犬だったこともあり、この女性はドージコインで支援を受け付け保護団体に寄付をする活動を行っています。

急騰に導いた世界的富豪

ドージコインはたびたび、インターネット上で突発的に発生するネタ的な盛り上がりにより急騰することがあり、投資家の目を引いてきました。とはいえあくまでミームですから、上昇が長続きせず価格はすぐに戻っていました。

誕生から長い期間、1ドージコインあたり0.5円以下で推移していましたが、その流れが一変したのが2021年の初めでした。いつものように海外のネット掲示板で話題になったことに加え、電気自動車や宇宙開発で知られる世界的大富豪・イーロン・マスク氏が自身のツイッターでドージコインに言及したのです。

マスク氏はもともとネットミームに乗っかった投稿をすることがあり、ドージコインに言及したことに他意はなかった可能性が高いでしょう。とはいえ、年初にはビットコインに言及していたことも相まって、マスク氏が暗号通貨への関与を深めるのではないかとの思惑も重なり、ドージコインはこれまでにない急騰をみせます。

「ドージファザー」を自称しマスク氏が番組出演を告知すると、その盛り上がりは最高潮に。2021年5月には約75円の価格をつけ、年初から100倍を超える上昇を達成しました。この上昇が落ち着いた後も、マスク氏はコミュニティに関与し続け、テスラ車の支払いを受け入れるなど関心は継続しているようです。

自動車購入や寄付などに活用される例も

ドージコインはミームコインの代表格でありながら、独自のブロックチェーンを備えた本格的な暗号通貨である点も特徴的です。取引の完了にかかる時間が短く、昨今のブロックチェーンで大きな課題となっているスケーラビリティ問題への耐性も高い暗号通貨です。

ドージコインは、ライトコインから派生したラッキーコインをベースにしているとされ、取引の承認方法は「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」を採用します。

利用用途としては、先ほども紹介したテスラ車の購入や「かぼす基金」のほか、ジャマイカのボブスレーチームが冬季オリンピックに参加するための資金を集めたり、有名カーレースに参加するドライバーのスポンサーになったりといった具合に使われています。

ドージコインの価格推移

2021年5月に過去最高値を付けた後は、暗号通貨市場全体の低迷もあって冴えない動きが続きました。ミームコインということもあり、具体的に何を材料に動くということを探しづらいのがドージコインの値動きの特徴です。

2022年7月の執筆時点では、約9.5円で推移します。これも2021年以前の価格から比べると30倍以上の水準であり、単なるミームコインの枠を超えて十分に評価される暗号通貨に成長したと言えるでしょう。時価総額は堂々の10位に位置します。

ドージコインはこれまで日本の暗号通貨取引所では扱われてこなかったものの、2022年4月にBTCBOXで取引が可能になったことを皮切りに、7月にはFTX Japan、GMOコインでの取引もスタートしました。

終わりに

ミームコインの代表的な存在であるドージコインは今や、世界的大富豪・イーロン・マスク氏の熱い支持もあり、暗号通貨の中でも一目置かれる存在へと成長しました。

価格帯が上がったこともあり以前のような急騰は難しいかもしれませんが、日本でも取引が可能になりつつありますので、興味がある方は検討してみるのもよいでしょう。

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