Contents

  1. HOME
  2. ブログ
  3. コイン情報
  4. アルゴランドとは。この道のプロが開発したブロックチェーン・暗号通貨の特徴や価格推移を解説

アルゴランドとは。この道のプロが開発したブロックチェーン・暗号通貨の特徴や価格推移を解説

プログラムによって生成されるという性質上、暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)生みの親はテクノロジーに明るい人物であることが多くなります。

今回紹介するアルゴランド(ALGO)はその中でも、ブロックチェーンの世界において権威とでもいうべき人物によって生み出されたブロックチェーン・暗号通貨です。

歴史は浅いながら国家レベルの採用例もあり、これまでのブロックチェーンが抱えていた課題を解決するというアルゴランドの特徴や価格推移を解説します。

アルゴランドの特徴

まずは、アルゴランドの特徴を解説します。

中央集権型と分散型の融合を目指すプロジェクト

アルゴランドは、コンピュータ業界のノーベル賞と言われるチューリング賞を受賞した経験をもつMIT(マサチューセッツ工科大学)教授の暗号学者シルビオ・ミカリ氏によって開発されました。チームにはそのほか、IT業界で経験豊富なマネージメントチームや、アドバイザーとして2020年ノーベル経済学賞受賞ポール・ミルグロム氏も参加しています。

従来の中央集権型モデルと、ブロックチェーンが構想する分散型モデルを、包括的で摩擦のない安全な統一されたシステムに収束させる技術を構築しているとし、ブロックチェーン・インフラをDeFiや金融機関、政府に提供します。

アルゴランドのプロジェクトは、開発を担う米国ボストンを拠点とする「アルゴランド・インク」、シンガポールを拠点としてトークン管理やエコシステム拡大を担う「アルゴランド財団」によって主導されています。なお、2021年よりガバナンスはコミュニティに移行しており、ブロックチェーン内通貨「アルゴ」保有者の投票で重要な意思決定が行われます。

ブロック生成の高速化でスケーラビリティ問題を解決

アルゴランドは、スケーラビリティ、セキュリティ、分散化という、ブロックチェーンに欠かせない3つの要素を同時に実現するブロックチェーンとして開発されました。

スケーラビリティとは拡張性のこと。ブロックチェーンの世界では一般に、取引量の増大によって処理が追いつかなくなり、取引の完了に時間がかかったり、手数料が高くなったりする問題のことを「スケーラビリティ問題」と言います。

アルゴランドでは、取引データの固まりである「ブロック」を4.2秒程度で生成することにより、ビットコインやイーサリアムなどと比べてスムーズに取引を完了できるようにしました。1秒間に処理できる取引データは1000件ほどで、将来的には46,000件まで拡張するとしています。

処理が高速であることと、手数料が安くなることはほぼ同義です。アルゴランドでは、1件あたりの手数料が0.1~0.2円程度であり、ほとんど無視できるレベルを実現しています。

PPoS採用で真に分散されたブロックチェーンへ

ブロックチェーンの取引承認方法として有名なのは、「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」と「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」です。アルゴランドではこのうち、プルーフ・オブ・ステークの改良形である「Pure Proof of Stake(PPoS)」を採用します。

プルーフ・オブ・ワークのように取引を承認する作業のために問題を解く必要はなく、高性能なマシンは必要ありません。アルゴを保有していれば誰にでも参加する権利があります。多くの所有者に保有比率に応じた権利を付与することで、中央集権化によるセキュリティリスクも避けることができます。

フォークしない仕組み

アルゴランドは、ブロックチェーンがフォーク(分裂)するリスクも回避します。ビットコインやイーサリアムのブロックチェーンでは、コミュニティの対立によりフォークする事態を引き起こしたことがあります。

それぞれの理想を追求した末といえば聞こえはいいですが、価値が落ちたり開発体制が脆弱になったりする懸念があるなど、コミュニティの分裂は利用者にとってもブロックチェーンの発展にとってもよいことではありません。

コミュニティの投票によって選ばれるブロック、この場合はブロックチェーンの方向性を指しますが、これにチェーンをつなげるのはひとつだけですので、システム上フォークすることはありません。

政府や企業での採用例も多数

著名な学者による理論の裏付けがあることもあり、アルゴランドは2019年のメインネット稼働以降、多くの政府、企業、団体に採用されており、その数は世界で1,000を超えるといいます。

保険会社による詐欺防止の取り組み、会計プラットフォームの構築、著作権管理システムなど、その用途は多岐にわたります。マーシャル諸島共和国のデジタル通貨には、アルゴランドのブロックチェーンが使用されます。

アルゴランドの価格推移

直近でアルゴランドが大きな上昇をみせたのは2020年末からでした。1月後半になると急激な上昇となり約180円に到達。2ヶ月ほどで5倍もの価格上昇を記録しました。

暗号通貨市場全体の動きにつられる形で5月に約185円と高値を更新した後は価格を落としますが、7月から9月にかけて再び大きな上昇をみせ、9月には直近高値の約260円をつけました。その後は暗号通貨市場の低迷もあり、2022年7月の執筆時点では、約40円で推移します。

アルゴランドは、おおむね暗号通貨市場全体の推移に沿った値動きをしますが、独自の要因で価格が大きく動くタイミングもあります。大きなプロジェクトでの採用が発表された際は値動きをチェックしましょう。

終わりに

アルゴランドは、ブロックチェーンの特徴や課題を熟知した人物によって開発されたブロックチェーンです。理論的な裏付けが安心材料となり政府や企業、団体での採用例も増えており、今後が注目されるブロックチェーン・暗号通貨の一つです。

関連記事

初心者にオススメの取引所

コインチェック

カテゴリー