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STEPNでもらえるGSTとは。歩いて稼げる暗号通貨の特徴や価格推移を解説

暗号通貨(仮想通貨・暗号資産)は一般的に、暗号通貨取引所で購入して入手するものですが、それ以外のさまざまな方法で暗号通貨を入手する「X to Earn」が注目を集めています。

今回紹介するのは、歩いたり走ったりすると暗号通貨がもらえる「Move to Earn」サービスのSTEPN内で得られる暗号通貨のGSTです。

STEPNの概要やGSTを得る方法、注意すべき直近の値動きについて解説します。

STEPN・GSTとは

まずは、STEPNやGSTの特徴を解説します。

歩いたり走ったりして暗号通貨を稼ぐ

STEPNは、NFTで発行されたデジタルスニーカーを購入し、それをアプリと対応させて一定の時間歩いたり走ったりすることで、暗号通貨のGSTが付与されるサービスです。

歩けば無制限に暗号通貨がもらえるというわけではなく、時間で回復する「エネルギー」という仕組みにより制限がかかっています。エネルギーは1日で全回復し、10分ほどの運動で消費し切るものとなっています。

靴にもステータスが用意されており、レアリティやパラメータ、レベルなどによって稼ぎ方も変わってきます。靴を合成する仕組みもあるなど、スマートフォンのソーシャルゲームのような感覚で楽しめるゲームとなっています。

GSTに発行上限はありませんが、靴の強化などゲーム内の使用でバーン(焼却)されます。STEPNにはそのほか、ガバナンストークンとして機能するGMTもあります。GMTには発行上限があり、将来的にはGSTと同様に歩いて稼げるようになる予定です。

2つのブロックチェーンに対応。イーサリアム対応も明らかに

2022年7月の執筆時点でSTEPNに対応しているブロックチェーンは、ソラナチェーン(SOL)とBNBチェーン(バイナンスコイン)の2種類です。STEPNのコミュニティではこれを「レルム」と表現します。

それぞれのレルムで仕組みが変わるわけではありませんが、異なるブロックチェーンを使用しているため靴やGSTの相場が異なります。国ごとに給料や物価が異なるイメージでしょうか。

異なるレルムにアカウントを持つことも可能ですが、GMT以外は互換性がないため、靴やGSTを別のレルムに持ち運ぶことはできず、それぞれのレルム内で売買する必要があります。

なお、2022年7月に新たなレルムとしてイーサリアムが追加されることが発表されました。ソラナやバイナンスコインは日本で手軽に売買できる暗号通貨ではないため、多くの暗号通貨取引所で取引できるイーサリアムに対応することは朗報と言えます。

ソラナチェーンやBNBチェーンの利用者からすると、イーサリアムチェーンにユーザーが大量に流出した場合はGST価格のさらなる下落を招く可能性もあるため、その動向には注意が必要でしょう。

日本からは利用しづらさも

STEPNで稼いだGSTを日本円に替える方法は、利用するレルムによっても異なります。BNBチェーンであればバイナンスの取引所を使うことになりますが、同社は日本の金融庁に日本で事業を行う旨の届けを出していないため、基本的には推奨することはできません。利用する場合でも、自己責任が強く求められます。

ソラナチェーンを使う場合であれば、アプリ内からSOLに換金し、それをソラナに対応した取引所に送金して売却し日本円を得るという流れになります。2022年7月の執筆時点では、国内ではLiquid by FTXのみがSOLの売買に対応しています。

いずれにしろ、GSTを日本円に替えるのはやや煩雑であるのが現状です。その意味で、より多くの取引所で取り扱いがあるイーサリアム対応はうれしいところ。先行する2つのレルムと比較しガス代(手数料)が高くなる懸念はあるものの、手軽に楽しめる環境に一歩近づけるのではないでしょうか。

GST(SOL)の価格推移

GSTには2種類ありますが、本記事ではソラナチェーンで取り扱いがあるGSTの価格推移を紹介します。

急騰のち暴落

2021年末の発行時点で約150円だったGSTの価格は、歩くだけで稼げるという目新しさもあり、価格はぐんぐん上昇していきました。3月頃までは穏やかながら上昇を続け、約400円にまで達しました。

3月末にはBNBチェーンに対応することが発表され、STEPNへの期待感は一気に上がります。多くのメディアで報じられたこともありSTEPNを始めるユーザーも増え、4月には約1,000円の最高値をつけました。

その後、初期費用は高いがより稼げると評判になったBNBチェーンにユーザーが移行した影響があってか、ソラナチェーンのGSTは下落に転じます。それに追い打ちをかける形で、暗号通貨の利用がほぼ禁止されている中国でのサービス停止が発表され、2022年7月の執筆時点で約15円と発行当初の10分の1程度まで低迷しています。

今後の見通し

暗号通貨市場全体の落ち込みに加え、それにも増して下落し続けるGSTの価格を見て、STEPNは本当に稼げるのかと疑問を覚える人が増えてきており、新規ユーザーの利用は減少しつつあります。

無制限に発行されるというGSTの性質上、靴の強化やメンテナンスなどで多くのGSTをバーンしてくれる新規ユーザーは貴重な存在です。新規ユーザーの参入が止まってしまえば、GSTは今後も低迷し続ける可能性が高いでしょう。

とはいえ、靴の購入に最低10万円、1日歩くだけで数千円という状況が異常だったとも言えます。SOLやバイナンスコインの価格も低迷し靴の購入にかかる費用が大幅に低下していますので、以前と比べて参入しやすくなったと考えることも可能です。

終わりに

健康的な活動により暗号通貨を得られるSTEPNは、瞬く間に世間の注目の的となりましたが、リリースから半年を過ぎてかなり厳しい状況に追い込まれています。

とはいえSTEPNでは、イーサリアム対応、シューズメーカーとのコラボ、インドへの進出なども計画しているほか、新たな機能の導入も公表されています。

STEPNの利用者が増えないことにはGSTの価格上昇は見込めないだけに、新たな取り組みが功を奏することを期待したいところです。

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