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日本生まれの暗号通貨モナーコイン。その特徴や価格の推移を解説

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の誕生の仕方はそれぞれですが、インターネット上の掲示板の人気キャラクターがモチーフになったものは、「モナーコイン」以外にはないかもしれません。

本記事では、日本で誕生した暗号通貨としては長い歴史のあるモナーコイン(モナコイン)について、用途や執筆時点(2022年5月末)までの価格推移を解説します。

強固なコミュニティが支える暗号通貨

まずは、モナーコインの歴史や特徴を解説します。

2ちゃんねるから誕生

モナーコインは、2013年12月に日本で最初の暗号通貨として誕生しました。イーサリアムが2014年ですから、それより歴史のある存在です。通貨単位はMONAです。

現在はコメンテーターなどとして活躍するひろゆき氏が開設し、日本のインターネットコミュニティとして隆盛を誇った巨大掲示板「2ちゃんねる」で有志により開発が始まりました。イメージキャラクターには2ちゃんねるの象徴的な存在であった猫モチーフのAA(アスキーアート)のキャラクター「モナー」が選ばれました。

なお、モナーコインは2ちゃんねるおよび改称後の「5ちゃんねる」等の運営会社や管理者とはいかなる関係性もありません。開発を担う「Monacoinproject」もコインの発行や運営を行っておらず、コミュニティ主体の分散管理がなされています。

ライトコインから派生

モナーコインは、ビットコインから派生したライトコインを参考に開発が進められました。そのため、多くの点でビットコインと似た特徴をもった存在です。

例えば、取引の承認方法として採用しているのは「Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク、PoW)」です。プルーフ・オブ・ワークでは、「マイナー」と呼ばれる人が大量の計算作業をもって暗号通貨の取引の承認を行い、その報酬として暗号通貨が与えられます。

誕生の経緯からネタと思われがちなコインですが、取引データを圧縮し決済スピードや手数料の軽減を図る「Segwit(セグウィット)」をいち早く導入するなど、ユーザーの利便性を重視した開発が続けられてきました。

支払手段に用いられるケースも

みなさんが2ちゃんねる(5ちゃんねる)にもつイメージはそれぞれ異なることでしょう。中には汚い言葉が飛び交う危ない場所と思っている人もいるかもしれません。

そういう側面があることは否定しませんが、2ちゃんねると呼ばれていた頃は、近しい趣味趣向をもつ人々が集まり、独特のノリによる強固なコミュニティが形成される場所でもありました。

そのような空気感の中で誕生したモナーコインもまた、コミュニティによる積極的な普及活動が進められ、一部ネットショッピングの決済手段として導入されたり、モナコインで購入した土地に「モナコイン神社」が設立されるなどしました。

投機的な側面が注目されがちな暗号通貨ですが、実際にさまざまな場面で支払手段として用いられた実績があるモナーコインは、まさに「通貨」としても存在感を放っている言えるでしょう。

モナーコインの価格推移と上昇余地

ここからは、モナーコインの価格推移と値上がりにつながる可能性のある要素を紹介します。

ミームコインの爆発力に期待

日本で誕生した暗号通貨ということもあり、日本国内では高い認知度を誇ります。コインチェックやDMMビットコインといった国内のメジャーな暗号通貨取引所にも上場しており、購入や売却は難しくありません。一方、海外での認知度はそれほど高くはありません。暗号通貨の実力を示す時価総額も、執筆時点で100位までに入っていません。

インターネット上のネタから発生した暗号通貨を「ミームコイン」と呼ぶことがあります。ミームコインは、インターネット特有のノリによって価格が大きな変動を見せることがあります。その代表例が「ドージコイン」で、イーロン・マスク氏が目をつけたことにより価格が一時100倍以上にも跳ね上がりました。

モナーコインは日本を代表する暗号通貨でありミームコインですから、そのような可能性にかけて少量を保有してみるのも面白いかもしれません。

直近の価格は低迷

モナーコインは、2017年12月に暗号通貨ブームに乗って1,800円台に達しました。それ以降は100円台で推移することがほとんどでしたが、2022年5月には100円を割り低迷しています。

おおむね暗号通貨市場全体の値動きに連動する傾向がありますので、今後ビットコインやイーサリアムなどの価格が上向けば、モナーコインの上昇も期待できます。

コミュニティがほぼ国内限定のため、現状では価格の大きな上昇を期待しづらいのは確か。逆に言えば、海外の取引所に上場して注目を浴びる余地が残されているということでもありますので、そうしたニュースを注意深く見ておく必要があるでしょう。

終わりに

日本国内の強固なコミュニティに支えられるモナーコイン。直近ではやや低迷しているもののポテンシャルは大きく、日本にいる我々としては注目していきたい暗号通貨のひとつです。

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